シュンの日記なページ

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2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

カミュの手帖

なんだかんだ言って、いつの間にか、『桜庭一樹読書日記 少年になり、本を買うのだ』を読んでしまった。日記なので最初は入りにくかったが、どの日記も短篇小説だと思って読むようにしたら、なかなか楽しい。ディテールを愉しむということに徹すれば、雑文も…

窓ガラス越しの青空

一日家から一歩も出ず、という一日を二日間も過ごした。昨日までは天気が悪かったのだからわかる。でも今日は、すっきりと晴れた一日。窓ガラスから差し込んでくる陽の光を受けて、一日本を読んで過ごしてしまった。 夜明けまで本を読んでいたので、起きたの…

四月を前にして

そう言えば、床屋での出来事。 隣に座っていた若者が長い髪をばっさり切ったところらしく、散髪を終えると、それでは夏にまた来ます! と元気に挨拶して出て行った。夏まで来ないのかい、と疑問に思ったのだが、若者が続々と東京に出て行ってしまう、と店主…

プラネット・テラー

『グラインド・ハウス』ボックス・セットの構成が(買ったくせに)イマイチよくわかっていなかったのだが、要するに日本での劇場公開用映画作品としては『グラインド・ハウス』であり、二本の映画の60分短縮バージョン、プラスフェイク予告編が何本か付いた…

『餓樂苦多』

小川勝己って作家が好きなんだけれど『葬列』からこの方あまり大きなヒットを飛ばしていないし、年末のベストにも顔を出してこない。 『餓樂苦多』という作品を書いているらしい。『この指止まれ』に出てくるキャラと『まどろむベイビーキッス』に出てくるキ…

白老ゴルフリゾート

道央道・白老のインターを下りると、左ポロト湖の看板が見えてくる。ポロト湖畔には観光地としてのアイヌ集落がある。昔、観光で回っていた頃、立ち寄ろうとしたら、大型バスが駐車場にひしめいているので「やーめた!」と言って即座にUターンした経験があ…

デス・プルーフ

桜庭一樹が読書日記で書いている通り、本はやはり書店で手に取ったほうが、いいものを選ぶことができるのだと思う。便利さにかまけてamazonばかり使っていたが、近所にコーチャンフォーができて以来、amazonを極力避けて、足を運び、本を買うようになった。 …

雨か、雪か

旭川に向かう道央道のサービス・エリア、茶志内だったと思う。冷たい風が吹きぬけて、空がどんより。相棒が、今日は雪になるんですよ、これから、と言う。 旭川で一仕事済ませ、相棒が道に迷う。お前は旭川出身だろ? いや、高校時代までですから車の運転席…

寡黙な息子

すっかり息子が寡黙になってしまったなあ、と最近淋しさとともに感じる。 家内が日曜日の夜の温泉は安いのだと言い訳を残して定山渓に泊まりに出かけてしまったので、息子と自転車で焼肉屋に走る。 二人で向き合って肉を焼いていても、息子はあまり喋らない…

日記はまとめて読むものじゃない

マッサージとか床屋に出かけるっていうプランもあったが、今日はゴルフ・レッスンに出かけることに決めた。休日には予定をわさわさと詰め込みたくない。 午後遅い時間を二時間費やして久々に練習に集中する。左手に二箇所マメができて、それが潰れたため、途…

ススキノ最短滞在記録

ススキノでの飲食を目的に出かけてこれほど早くススキノを離れたというのは自分史的には記録ものだと思う。 会社の送別会。一旦家に帰って車を置き、いつもより風が冷たく、まだ冬かと思わせる寒さの中、じっと震えながらバスを待ち、地下鉄に乗り継いでほっ…

赤のリセット

今日の試合を見る限り、レアンドロに対するスカウティングの悪さ。あれだけ前節で調子のいい動きを繰り出したレアンドロを迎えるというのに、事前にシミュレーションをしていなかったのかということ。シュートシーンはフリーで打たせている。逆にレッズのFW…

道南みやげ

函館からのみやげで欠かせないものがある。大沼公園駅前の大沼団子だ。あんことみたらしと二種類入りで315円。 今日はニセコの道の駅にも立ち寄り、そこで農家直売品を冷やかす……つもりだったが、100円一袋のキタアカリ(ジャガバターにして食べるぞ!)と、…

朧なる函館路

毎月のように函館に出かけている。朝里まで札樽道を使って、キロロ越えで倶知安に出る。交通量の少ない国道5号線を長万部まで走り、八雲までの間だけ高速を使う。 長万部までの山中の道で、よく晴れた日、雪ばかり眼に入るので、眼が痛くなってしまう。雪眼…

留守番バカ医者

今日、ホームドクターであるクリニックを訪ねると「3/6-22まで海外の学会出席のため、代わりの先生が診療しますことをご了承ください」との張り紙。待合室に入ると、何だか甲高いヒステリックな声が診察室方面から聴こえてくる。「眩暈がするの? え? 真っ…

短篇の重さ

誉田哲也を久々に買ったのは姫川玲子シリーズ新作ということだったからなのだが、この『シンメトリー』、実は連作短編集だった。本にも帯にもそのことがどこにも書いていないのがずるいっ、って思ったが、このずるい出版社はっ光文社です。文芸春秋や新潮社…

札幌ドームのサッカー観戦事情

そう言えば、札幌ドームでは指定席券を持った人がゴール裏に入ってくるので、ゴール裏のチケットを正当に持った人たちが座れないじゃないか、と苦情を起こしているらしい。ゴール裏に終結して、立ってエールを送る文化というのが、札幌にまでは北上していな…

操舵手、交代

あまりにも暗い船出なので心配していたのだが、今日いつの間にか操舵手交代の記者会見が開かれていたのではないか。オジェクが解任され、何とゲルト・エンゲルス・コーチが就任! オジェク政権の場合はいつもコーチで持ってる、と言われてきたものなあ。95年…

21世紀のジェイソン・ボーン

4月中旬よりWOWOWでは『CSI科学捜査班 Season7』がスタートするみたい。しばらく、マイアミとNYしか観ていないので、やはりヴェガスが観たくてたまらなくなる。もはやこのシリーズは中毒であるな。 『ボーン・アルティメイタム』を観る。何故だか、何度ト…

暗い船出

休日出勤から戻り、夜、ゆっくりと浦和レッズの試合ビデオを観る。 最初は細貝の元気さが目立ったが、後半、高原、鈴木と引っ込めて行く監督の相変わらずの日替わり気まぐれのおかげで統率が崩れてゆくのを感じた。個人で打開しようというプランなのだろう。…

いそいそと、春……

ゴルフ場の優待券が次々と届く季節になった。春のオープン価格ということで、確かに4月は安い。6月になると諦めて高いコストでゴルフをやるようになる。コンペの誘いも何件か入り始める。それなのに全然、練習していない。昨日も今日もデイパックに着替えを…

銀幕の老兵たち

早川書房の新刊案内が届いたのだが、『ランボー 最後の戦場』というのが気になる。もともとはデイヴィッド・マレルの『一人だけの軍隊』という作品が小説として成功し、このランボーはラストで死んでゆくのだが、映画化されて当時乗りに乗っていたシルベスタ…

書店での失敗

その作品を全然読んでいないのに嫌いだというのも何だが、ぼくは辻仁成という人が嫌いだ。ラジオ番組に出演しているのを何本か聴いただけで、ああ、駄目だ、と思ってしまったほどだ。 なのに辻仁成の本を買ってしまった。 原因は自分の習慣にある。書店で平…

映画の賭博師

今日、事務所から出て少し車にものを取りに出ると、途端にあられがざざーっと降ってきた。パラパラと軽く降るのではなく、ざざーっと高密度で撒いたみたいに。だから顔や頭に当たって痛い。でも、とにかく雪じゃないのが嬉しかった。少しずつ、やはり春に近…

映画の鬼

NHKのBSデジタル3という、非常に限られた人しか見ないであろうチャンネルで、今日、脚本家・橋本忍の特集番組をやっており、80代後半に差し掛かった老脚本家が、インタビューに答え、映画製作の裏話を語っていた。黒澤明監督と丁々発止の駆け引きの末に生ま…

スイッチOFF

昨日は図書館に出かけなかったので今日、向かう。桜庭一樹の本を二冊返却し、同じ作家の新たな本を二冊借り受ける。昨日は時々手に取るオットー・ペンズラーのアンソロジー『アメリカン・ミステリ』の短編集を少し読み進めただけ。図書館の本は二週間以内に…

歯がゆい開幕

Jリーグ開幕。いつの間にか、マリノスは代表組の勢いでレッズの上を行っていいサッカーをしているし、とにかく走る量が違う。レッズはこのまま巧いだけのサッカー、汗をかかないサッカーで、大上段に構えていて、いつか滅びていったヴェルディのように、愚か…

懐かしの北口

札幌駅北口で、呑む機会が、いつの間にかほとんどなくなってしまった。今ではJRタワーやパセオなどの駅直結のレストラン街、あるいは南口に開かれた、紀伊国屋書店裏の巨大酒場専門ビルとでも言ったところで、会社がらみの宴会をやる程度だ。 しかし、昔、札…

映画女優

『明日の記憶』を予告編で見て以来、渡辺謙と樋口可南子の演技が見たくって仕方がなかった。とりわけ樋口可南子は銀幕で見てきた女優だ。いまどき珍しいほどの映画女優らしき女優だ。先だって見た勝新版『座頭市』の樋口可南子の色っぽさといったらなかった…

さくら三月

北海道では桜の開花は五月だ。梅と桃と桜と躑躅が全部一気に開花する、狂い咲きの春が五月だ。でもさくら三月、という響きが耳に心地よい。やはり日本人なのだよ、ぼくは。 図書館から、予約本入荷のお知らせが続々。 桜庭一樹の『少女には向かない職業』『…