シュンの日記なページ

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日記はまとめて読むものじゃない

 マッサージとか床屋に出かけるっていうプランもあったが、今日はゴルフ・レッスンに出かけることに決めた。休日には予定をわさわさと詰め込みたくない。
 午後遅い時間を二時間費やして久々に練習に集中する。左手に二箇所マメができて、それが潰れたため、途中から痛みをこらえながらの練習となった。練習をサボって間を置いてしまうと、こうして必ず罰を喰らう。
 家に帰るためにパジェロを走らせていると、畑や原野にまだ残る雪の原の向うに夕陽が沈んで行くのを眩しく思いながらも、札幌の郊外は美しいな、といつもながらに感じ入った。
 まだ雪に覆われた手稲山をオレンジ色の夕映えが包んでゆく。まだ斜面ではスキー場が全開だ。もう一度、春の暖かい陽射しの下で滑りたいという気持ちが沸き起こってくる。
 ゴルフの練習場に出かける前に、石狩の図書館に立ち寄り予約本を受け取ってきたので、帰宅後ページを繰る。『桜庭一樹読書日記』なのだが、日記を一息に読むというのはある意味疲れるし、退屈でもあるのだと気づく。日記は一日一日書かれるリアルタイムなものであって、まとめて読まれるために書かれたものではないのである。花村萬月も『駄日記』という本を出しているけれど、これはWEBで読んでいたので、敢えて本では読まない。桜庭読書日記も、実は「WEBミステリーズ!」というサイト連載のものなので、ここでリアルタイムに読むべきものなのである。そうすれば、わざわざ本として買ったり借りたりする必要もなし。

 桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。

 というわけで三か月分くらいの日記を読んだ時点で一旦本を閉じ、東野圭吾の『流星の絆』を読み始めた。短編集を連続して読んだ後には、長篇小説というのは何とスムースで引っかかりなく読みやすいものなのだろうと実感させられる。今日は半分読んで、明日半分読もう。「風呂で一冊、出てから一冊」という桜庭日記に正直、驚愕したのだが、とても真似などできない。ただ刺激されただけである。