札幌ドームのサッカー観戦事情

　そう言えば、札幌ドームでは指定席券を持った人がゴール裏に入ってくるので、ゴール裏のチケットを正当に持った人たちが座れないじゃないか、と苦情を起こしているらしい。ゴール裏に終結して、立ってエールを送る文化というのが、札幌にまでは北上していないのかもしれない、と思って、ぼくは心配になった。
　指定席から自由席に向かうフェンスにまでは警備員やボランティアを置けないのだそうだ。コンサドーレ札幌は、金がない。だから、警備員を十分に雇うことができず、大半はボランティアによる会場運営になってしまうのだそうだ。ぼくの北海道レッズサポにも、このボランティアをやっている人間がいる。心の中では敵チームだというのに、サッカー文化を育てたいと思う地元のサッカーファンの、こんな想定外の心情を是非わかって欲しいところです。コンサ運営サイドにも、コンサの選手たちにも、コンサのサポたちにも。