シュンの日記なページ

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朧なる函館路

 毎月のように函館に出かけている。朝里まで札樽道を使って、キロロ越えで倶知安に出る。交通量の少ない国道5号線を長万部まで走り、八雲までの間だけ高速を使う。
 長万部までの山中の道で、よく晴れた日、雪ばかり眼に入るので、眼が痛くなってしまう。雪眼か。
 渡島管区に入ると雪が少なくなり、地肌の見えている部分が非常に多くなる。春は一足先にこの辺りに来ているのだと実感する。
 海伝いに走ると、空にぼんやりと蝦夷駒ヶ岳の雪帽子が浮かんで見える。気温が高いので、海からの水蒸気が輪郭をぼやけさせているのだ。
 函館の夜は、漁火通り沿いの海鮮居酒屋で、活ヤリイカ、活ホヤ、ツボ鯛、シシャモ、馬刺し、などなど。
 最後に独りになってから、屋台村・大門横丁へ。屋台の一つ、ホルモン番長では、女の子がカウンターの上でホルモンを焼いてくれる。黒霧島のロックを口に運びながら、ホルモンを時おりつまんでいると、途中で女の子が帰ってゆく。十時を過ぎると児童福祉法に引っかかるらしいぞ。十八歳になるのにあと数ヶ月かかるらしい。コンプライアンスに厳しい屋台村は、ここが市の管理によるものだからだ。
 通路もすべてSECOMに監視されているので、大虎などが暴れれば、五分で取り抑えに駆けつけてくるらしい。
 屋台を少し離れると、客引きのおばさんや、ドアを開けた店からオヤジが声をかけてくる。そんな気持ちの悪い店に誰も入らないと思うのだが。
 展望温泉大浴場つきのルートインに投宿。駅前だが、夜も更けて静かである。ばてばてになった体を休める。