デス・プルーフ
桜庭一樹が読書日記で書いている通り、本はやはり書店で手に取ったほうが、いいものを選ぶことができるのだと思う。便利さにかまけてamazonばかり使っていたが、近所にコーチャンフォーができて以来、amazonを極力避けて、足を運び、本を買うようになった。
だからamazonから本が届くのは久しぶりのことだった。
本は、桜庭一樹のジュニア向け小説三冊。何と言っても表紙が恥ずかしい。書店では買いたくない。
DVD2本も同梱されている。『浦和レッズ栄光への軌跡 AFCチャンピオンズリーグ2007』は当然のこととして、うれしかったのが、『グラインド・ハウス・コンプリート・ボックス』(バイ・クエンティン・タランティーノ&ロバート・ロドリゲス)である。メイキング・ディスクも含めると6枚セットだ。大抵はレンタル&コピーで済ませてしまうぼくであるのだが、さすがタランティーノとなるとやはり奮発してしまう。
よく意味がわからなかったのだが、とにかく『デス・プルーフ』を見る。B級映画で傷だらけで、カーアクションで、70年代的だ。カート・ラッセル扮する悪玉は、バート・レイノルズ映画のスタントマン・シリーズを髣髴とさせるし、何よりも『キル・ビル』のスタントをやったゾーイ・ベルなどを使ったカー・アクションなど、反CGの路線が凄まじい存在感をアピールしてくる。
『グラインド・ハウス』とは、アメリカにある二本立てB級映画館らしいが、そういうのはぼくの育った大宮南銀座にもあり、そこでぼくはマカロニ・ウエスタンを見て映画に取り込まれた。
もう一本のロドリゲス映画『プラネット・テラー』は休日の楽しみに取っておこう。