シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

寡黙な息子

 すっかり息子が寡黙になってしまったなあ、と最近淋しさとともに感じる。
 家内が日曜日の夜の温泉は安いのだと言い訳を残して定山渓に泊まりに出かけてしまったので、息子と自転車で焼肉屋に走る。
 二人で向き合って肉を焼いていても、息子はあまり喋らない。そう言えば、息子はいつもふざけたりじゃれたりするばかりだった。もう中学三年生目前の春なんだ、当たり前だよな。
 「レッズが3-1で前半折り返したのに後半2分で追いつかれちゃったよ」と言うと、「がぴょーん」とか言って大袈裟な身振りで反応してくれたりする。
 「家に帰ったら今日中にあと100ページ残している本を読み終えるつもりだ」と言うと、もう食べ終わっているので、いつまでこのオヤジはマッコリなんか呑んでいるんだよ、早く帰ろうぜ、とでも思っているのだろう、「ふうん」と気のない返答が返ってくるばかりだった。

 流星の絆

 帰りは自転車レース。クロスバイクにママチャリで勝てるわけないだろう。ゴールに定めていたコンビニに到着すると「父さんのは最早自転車とは言えない」と、息を荒げていた。こちらも息を整え終えたばかりだったので、少しほっとした。
 二人でアイスを買って、家でカウチに仲良く座ってから一緒に食べる。ぼくの方は早速、本を読みながら。足先が触れ合ったまま。何だ、まだ仲良し親子じゃん、あんまり喋らねえけど……とちょっぴり安心した。