シュンの日記なページ

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2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『ファイト・クラブ』

微熱があり、眠気が激しい中で、チャック・パラニュークのニュアンスをかなり正確になぞった、このデイヴィッド・フィンチャー作品を見ていると、映画の迷宮にか、はたまた自分の脳髄の核に向かう睡魔・夢の中へか、吸い込まれてゆきそうになる。悪夢映画な…

『目撃』

イーストウッド監督映画をどんどん見ている。『ブラッド・ワーク』『スペース・カウボーイ』『トゥルー・クライム』『ミリオンダラー・ベイビー』に続いての『目撃』をようやく入手。泥棒役のイーストウッドに少し驚いたが、娘との愛憎のもつれ合いをほぐし…

石狩湾でのランチ

営業で栃木県を回っていた頃、弁当を持ち歩いていたぼくは、たいてい景色のいいところにこだわって、場所を選んで、日光の湖を見ながらとか、佐野にある山上の城跡の石垣の上とか、姿川や思川の河川敷とか、渡良瀬遊水地とか、そうしたところで独りランチを…

『ストレイト・ストーリー』

以前から気になっていたデイヴィッド・リンチの唯一のまとも映画である本作をようやく見た。時速8kmのトラクターで、500km離れた兄を見舞いに出かける73歳のおじいちゃんの話だ。両手に杖をついてしか歩けないおじいちゃんが、車の免許もないから、唯一の自…

タウシュベツのアーチ橋

映画『雪に願うこと』でヒロインが好んで訪れる土地として、タウシュベツのアーチ橋跡はすっかり有名になった。糠平湖の手前にある鉄道記念館を訪れると、ちょうどタウシュベツの写真展をやっていた。レールに沿って往復3kmほどを湖まで歩いた。修復された鉄…

とうきび

釧路で一泊し、本別に走る。本別町では<介護保険推進全国サミットin本別>というイベントが催されていて、その一部シンポジウムをを聴講する。参加費3000円のなかには昼食代が入っており、配られた弁当は、役場前駐車場にめぐらされたテントの中で、道…

廃線に沿って

留辺蕊から置戸を通り小利別に抜け、陸別で東に向かい、津別の南を走り抜ける。と書いても大抵の人はどこのどこを通ったのかわからないと思う。今年で廃線になってしまった<ふるさと銀河線>に沿って走る道だ。陸別から本当は足寄、本別と通り、ワインで有…

今さら『ラスト・サムライ』

ずっと見そびれていたDVDを、昨夜決めた、平日の夜でも映画を一本くらい観ることができる法則にのっとって、今夜は見た。早い時間に帰宅したので、長めの映画でオーケー、という意味だったが、やはりメイキングも含めるととても長すぎて、結局は真夜中を…

わが息子の「夢」

ぼくの息子には「電車の運転手になりたい」とか「野球の選手になりたい」といった夢がない。なぜ、そんなことを言うかというと、夢というテーマで息子が書いた作文を読んでみると、そういう内容でそれは書き出されていたからだ。 この春小学校を卒業し、中学…

富良野はカレンジャーズ

富良野はカレーで売り出そうというイベントとしてカレンジャーなどということをやっているようだ。カレンジャー娘を選んだり、カレンジャーズ加盟店のポスターをあちこちに張り出したりと……。じゃがいも、にんじん、たまねぎと、出荷量が日本で1位から3位に…

『シークレット・ウィンドウ』、その他

仕事中だというのに午後には会議室にあるTVのスイッチをONにする。駒大-早実戦の再試合を見るため。最終回の土壇場まで、盛り上がり続けた熱戦は、ちゃんと劇的に田中-斉藤対決で終わるのだものなあ。どうしてこうもドラマチックなのだろう。こういう負…

子供が死ぬ夢

TSUTAYAでDVDを7本借り、一日中パソコンにてコピー。その間長い長い駒大対早実の決勝を見てはらはらどきどきする。球史に残る15回引き分け再試合は、北海道史にも確実に残ると思う。見ているだけで疲れた、なんて言ったら投手たちに失礼か。 大…

北への帰還

浜離宮を見下ろす朝食会場だけが豪華だ。部屋も会議室もトイレも老朽化していて、とても切ないのに。 研修中ずっと、札幌の部下の女性から駒大苫小牧対智弁和歌山の得点経過をこっそり携帯メールで受け取って一喜一憂していた。勝った瞬間にはにんまり。他人…

竹芝の午後

人は年を取ると経験に基づいて行動するようになり、発見するために迂回することがなくなる。なので、朝飯には、いつもながらの築地場外市場でのマグロ丼(他にはホルモン煮というオプションしかない)。竹芝桟橋に移動して、船を見るカップルを見ながら(独…

パターンから外れて

最近の東京出張もパターン化してきたので、今夜の神楽坂での呑み会というのは新鮮でよかった。だいたい関東にずっと住んでいて神楽坂を毎週のように通り過ぎていながら、そこで呑むということはなかったから。神楽坂の昔屋は名古屋コーチンの美味しい店とい…

緊急車両軍団

盆休み明けした麻生のいつもの焼き鳥屋にて呑む。クリント・イーストウッド監督3作品(『トゥルー・クライム』『スペース・カウボーイ』『ミリオンダラー・ベイビー』)のDVDを常連の飲み仲間に返し、マスターからは貸していた本を返却される。生ハム生…

駒苫を応援するということ

今日は朝から、会社では、ラジオから音高く高校野球中継が聞こえてくる。駒大苫小牧高校の甲子園三回戦。相手は青森山田高校だから、それなりに強敵。凄まじい試合内容はプロ顔負けの波乱万丈、ドラマチックを絵に描いたようなサヨナラ二塁打と、殊勲・田中…

映画を所有すること

映画をレンタルして見ることは、ぼくの生活の中で最近はそう多いとは言えないけれど、どうしても欲しい映画があるときは、借りてきてコピーをして所有し、何度も見直したくなる。かつてはビデオであったものが、DVDとなり、やがてはこのDVDも他の何か…

ミリオンダラー・ベイビー

誰もいない休日、独りでリビングの窓を全開にして、北海道の夏の風を受けつつ、油断してこれを見ていた。とても気持ちよく見ていた。しかし映画の中に気持ちがどんどん入ってしまい、最後には思いもかけぬ展開になったために気持ちが深く抉られてしまう感覚…

ルスツでランチ

函館から道の駅のスタンプ収集のため、戸井、南茅部、砂原と、噴火湾沿いに走ってゆく。今言った三つの地名は、昨年の市町村合併でみんな今はなくなっちゃったけれども。 国縫で道央道に乗るまで、息子に、何年か前に函館グランドホテルに泊まったときのこと…

霊場を越えて

八戸まで東北道を走り、いよいよ下北半島へ。そろそろエアコンがなくても、窓からの風だけでちょっと肌寒さを感じるようになってきた。 六ヶ所村の核燃料処理施設を通過し、むつの手前で手打ち蕎麦屋に入る。蕎麦が出てくるまでに船が出港しちゃうんじゃない…

カブトムシとチョウザメと

妻は飛行機で先に帰るのだが、ぼくは息子と妻よりずっと早い時刻に、宮城に向けて出発する。妻は今日、ぼくらは三日後に札幌に到着である。 パジェロはというと、もちろんエアコンが効かないから窓を開け放って、エアコンは扇風機として用いて。東北道を一路…

ハイエナたち

独居老人である実母を訪ねると、今日もヘルパーが来ている。 妻子を連れて、ぼくは寺に墓参りに。お寺の若奥さん(もう若くないのだがお婆ちゃんが奥さんと呼ばれるので必然的にそう呼ばれている)M子は、ぼくの小中学校の同級生なので、当時の同級生たちや…

ホット・ランチ

クールな夏のおかげで野菜が高いと聞いていたが、三日前から関東はまともな夏に突入したのだそうで、なるほどエアコンの効かないパジェロで埼玉の県南部を走るのは無謀だ。10年前に職場が一緒だった女性を呼び出して、おまけに冷房の効く車まで出してもら…

奇遇

伊勢崎市のあたりで高速を下りて、ひたすら17号を南下した。北本市で昔住んで蠢いていた頃の懐かしの界隈を走ってゆき、なつかしの居酒屋ねこの前を通りかかると、何とそこに住んでいるわけではないマスターの車が午前だというのに、駐まっており、急ブレ…

船上にて

小樽から出航した新潟行きフェリー。よしだたくろうの「落陽」では「苫小牧発仙台行きフェリー」だったな。彼の1970年代の歌詞に出てきたようなさいころを振る爺さんも乗客にはいなくって、家族連ればかり。 昨年にならって今日もデッキでジンギスカンを…

帰省前夜

5日朝小樽をフェリーで発って6日に新潟着港。浦和にて空を飛んで先に到着している妻子と合流。7日に実母を連れて亡き弟の墓参り。8日に妻は空へ、ぼくと息子は、東北道を北上して、宮城岩手県境にある父親宅へ(両親は別々の人生を歩んでいるのだ)。9…