シュンの日記なページ

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雨か、雪か

 旭川に向かう道央道のサービス・エリア、茶志内だったと思う。冷たい風が吹きぬけて、空がどんより。相棒が、今日は雪になるんですよ、これから、と言う。
 旭川で一仕事済ませ、相棒が道に迷う。お前は旭川出身だろ? いや、高校時代までですから車の運転席から見た旭川は知らないに等しいのです。
 何とか旭川鷹栖インターの入口に辿り着く。雨だ。石狩川に沿って海へと下る長い長い道路。空知を越えて雨が降り、それは強くなる一方だ。
 雨で、よかったですね、と相棒。この勢いの降りが雪であったなら、暴風雪だぜ、とぼくは答える。
 相棒は、横風にハンドルを取られている。
 帰宅して、長篇小説を読む。昨年読み残した海外ミステリが沢山ある。そのうちの一冊であるトマス・H・クック『石のささやき』。

 石のささやき (文春文庫)

 できるだけこいつを読み進めながら、『桜庭一樹読書日記』も一夜に一か月分くらいは読み進めようと思う。これなら日記も飽きないで読了できそうである。こうして読むと、味わい深く感じられる。というより桜庭一樹の真実はギャグだ。楽しい。トマス・H・クックの重たく暗い印象と対にして読むと、バランスが取れてちょうどよいみたいだ。