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懐かしの北口

crimewave2008-03-07

 札幌駅北口で、呑む機会が、いつの間にかほとんどなくなってしまった。今ではJRタワーパセオなどの駅直結のレストラン街、あるいは南口に開かれた、紀伊国屋書店裏の巨大酒場専門ビルとでも言ったところで、会社がらみの宴会をやる程度だ。
 しかし、昔、札幌に引っ越したばかりの頃、よく足を運んだ店がある。北口、合同庁舎隣の晩酌処かんろだ。
 久々に来てみると、満席で入れない。こんなに混んでいたという覚えはない。あの頃店をやっていた酔いどれオヤジや親切なお母さんは、いつかしら店から姿を消し、息子たちが代を継いで、今では、親を追い越すくらいに繁盛した店になっている。一度、別の店で時間を潰して再度こちらに場所を変えた。
 その別の店というのが凄まじい。炭火やきとり八方 札幌駅北口店。ここで最初にカウンターに座り、四人で焼き鳥、煮込み、ラーメンサラダ、モロキューといったところを注文したのだが、ビールを呑んだり、柚子酒を呑んだりしている間にも一向に料理が出てこない。やっと出てきたのがモロキュー。「やっと出てキューリ!」とつれの女性が呆れ、女性陣が腹を抱えて笑う。怒りを通り越して呆れて、面白いのだ。かんろに電話をかけ改めて十分後に予約を入れ、できていない料理を全部断り、精算して店を出た。一時間ちょっといたけれど、モロキューしか食べていない。
 というわけで空腹の我々はかんろにて、焼き鳥、煮込み、ラーメンサラダなど、食べ損ねたものを注文。あっという間に料理が運ばれてきて、「早い!」と先ほどの女性の声に、ふたたび女性陣は腹を抱えて笑う。
 ぼくのお気に入りはラムロースで、赤みの残るたたき状のラム肉を大根おろしと辛子にまぶして口に放り込むと、やはり懐かしく、美味いのだ。そう言えば、前の会社の女性陣が三人くらい東京から遊びにきたときにも、この店に連れてきて鍋を食べたのだった。インド人美人女性のBさんを連れてきたときも、彼女がおいしそうに焼き鳥を食べて、店のお母さんともども乗り乗りだった。ブログを検索して回ると、圧倒的に女性客が多いみたいだ。
 さらに検索すると、発寒店というのがいつのまにかできていて、そちらではおかみさんがやっているとか。こちらにも今度顔を出してみよう。もしかしてあの懐かしいお母さんがいるのでは、と密かに期待しているのだが。