子供が死ぬ夢

　ＴＳＵＴＡＹＡでＤＶＤを７本借り、一日中パソコンにてコピー。その間長い長い駒大対早実の決勝を見てはらはらどきどきする。球史に残る１５回引き分け再試合は、北海道史にも確実に残ると思う。見ているだけで疲れた、なんて言ったら投手たちに失礼か。

　大宮の母親から電話。お前が死んだ夢を見たんだよ、大丈夫かい？　やめてよ、そういうの。大丈夫ならいいんだよ。がちゃん。こういう電話、少し前に、宮城の父親からも受けたような気がする。

　弟を亡くしたのはもう１７年前。１７回忌の年なんだったな。この１２月の命日で。親は子供の死に二度と立ち会いたくないと思う。未だに子供の一人の死を悼み、未だに生き残るもう一人の子供の生を危ういものと感じ取り、強迫観念の代償で夢に見る。ぼくの方は親の死んだ夢をとんと見ない。本気で親不孝な息子なのかもしれない。