『シークレット・ウィンドウ』、その他

　仕事中だというのに午後には会議室にあるＴＶのスイッチをＯＮにする。駒大-早実戦の再試合を見るため。最終回の土壇場まで、盛り上がり続けた熱戦は、ちゃんと劇的に田中-斉藤対決で終わるのだものなあ。どうしてこうもドラマチックなのだろう。こういう負け方なら、悔しさなどあまり感じない。当たり前である。

　月曜日のゴルフレッスンは19:45-21：45。札幌の夜とは言え、クラブを振ると汗が吹きこぼれる。スイングをさらに横楕円に近い形にするために矯正を施されるのだが、腰をよく使うため、練習終了後、とても腰が痛い。

　家に遅く帰った日でも映画の一本くらい観ることができないものかと思い立ち、22:00を過ぎての帰宅だというのに、シークレット・ウィンドウを観てしまった。ヒッチコック映画のようでもあり、デ・パルマ映画のようでもあり、『パニックルーム』にも似ている。鏡を使ったカメラのトリックが面白く、その謎は、メイキングの方でさらに解き明かされる。心理スリラーでもあり、映像としても面白く、ジョニー・デップも、この映画での壊れ方、崩れ方が、何だか楽しい。本当に性格の悪い人物しか出てこないために、共感できずに突き放して見てしまう。その皮肉っぽさが、この映画のとてもブラックな楽しみ方であるのかもしれない。