シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

ルスツでランチ

 函館から道の駅のスタンプ収集のため、戸井、南茅部、砂原と、噴火湾沿いに走ってゆく。今言った三つの地名は、昨年の市町村合併でみんな今はなくなっちゃったけれども。

 国縫道央道に乗るまで、息子に、何年か前に函館グランドホテルに泊まったときのことや、違う夏に八雲の名湯「銀婚湯」に泊まったときのことや、また違う夏、ケンタッキーフライドチキンの農園のあるハーベスター八雲でバイキングを食べたときのことなどを聞いてみると、それらの何もかもを息子は全然覚えていないのだそうだ。うーむ。寂しくもあり、空しくもある。

 豊浦で下りて、道の駅スタンプラリーを求めて、ルスツと真狩に寄る。ランチを美味しいものでと決めていたので、ルスツのホテルにでもと思ったのだが、駐車場が500円と有料なのでやめた。それでもランチにこだわりたいぼくら親子は、行ったり来たりした挙句、誰もいないみたいに見えるペンションのドアを開ける。吼えない雑種犬が外で昼寝をしており、息子がそれを見て笑った。息子は犬が大好きなのだ。

 二人でそっと入ると、どこかからペンションの主人らしき人が出てきた。食事はできるかと聞くと、カレーとパスタくらいなら、というので、息子はミートソースを、ぼくはオリーブのトマトソースのスパゲッティを食べた。時間がかかったけれど、ソースがとてもしっかり作られていて、パスタもアルデンテに茹で上がっていて、ああやっとまともな料理にありついた、との思いが強かった。

 エアコンがなく、針葉樹の木立越しに窓から入ってくる風がひんやりとしていて、とても気持ちのいいランチだった。今度このあたりで腹が減ったときは、またこのペンションに立ち寄ろうと思った。

 できれば入り口のフード室にある子供の自転車は、どこか別の見えない場所に片付けておいた方がいいと思うけれど。