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映画『世界にひとつのプレイブック』

 予告編を見てとても気になった映画だったので、日曜日に妻と二人では久々となる映画館へ。
 内容は、心の壊れた人たちが再生するという一見お堅い話なのだが、主人公たちのはじけっぷりと、笑えるシーンで綴られる飽きの来ない、ビートを感じさせる乗りのいい作品。
 原作、脚本が非常に優れているというのもあるが、先に主演男女がそれぞれアカデミー賞男女優賞にノミネートされ、うちジェニファー・ローレンスは、主演女優賞を射止めたどころか受賞の際階段でドレスにつまづき転ぶなどのハプニングでも有名になてっており、さらに脇役にロバート・デ・ニーロ、と演技陣が映画のみどころを作っているのだろうと容易になされる期待値を一切裏切らないところに、この映画の価値のすべては込められているのだ、という気がする。
 壊れた心をダンスで再生するのだが、そこには奇妙な恋心、未練、憧れ、過去との精算、親子愛、家族愛、兄弟愛、友情などのいろいろな愛情要素がてんこ盛りで、見るものの胸の奥底を何度でもくすぐってくる状況が映写時間内いっぱいに続いてくる。
 ああ、こういう映画をたまに見たいんだよなあ、と思っていただけに、期待にそぐわぬ嬉しいドラマチック・シネマでありました。

※ちなみに『アルゴ』は大画面の部屋へと移動になっていました。受賞後は、別待遇みたいに、別看板なども追加されていた。さぞかし混んでいるんだろうなあ。