駒場の涙
本当に6月までもう一歩なのだろうか。
北浦和駅のコインロッカーに背広や本など濡れさせたくないものを突っ込み、雨の中ワイシャツ姿で自転車を走らせ、すでに試合も前半も半ばの駒場競技場西側ゴール裏に、ずぶ濡れ姿で飛び込んでゆく。ポンチョを被り、デイパックをポリ袋でくるんで。
一年ぶりの駒場。上部通路は人でいっぱい。屋根がなく雨の避けられない場所はがら空きという状態の中、屋根のないゴール裏で観戦する仲間と合流。
寒い。
こんな苦労をして報われるのかな、と疑いの気持ちを持ったのだが、レッズは山形のFW田代にヘディングによる得点を許してしまった。内容も悪い。後半は、バックスタンドに座って観戦していたのだが、またも田代にやられる。こんな駒場に来るんじゃなかった。
駒場を後にして自転車を走らせ(今度はポンチョをかぶったまま)、家でパジェロに乗り換え、コインロッカーの荷物を取りに駅にゆく。夕食の材料を買い込んで、夕食にありついたのは22時過ぎだ。
レッズサポにとっては、いいことなんか一つもない夜。