シュンの日記なページ

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遠き埼スタの嵐

 こういうとき札幌にいると身の回りは至って平和だ。新聞の向うに見え隠れする昨日の浦和レッズガンバ大阪の試合後の騒動に関しても、岡田主審の誤審が、二度と時計の針を巻き戻すことのできない試合結果をもたらしたことも、最早、昨日のこと。今日は各メディアでその辺りの検証をしてみたけれど、要するに岡田が呼び起こしたものと、ガンバサポが呼び起こしたものの二つに、さらに上乗せするような形でガンバの円陣、埼スタで初めて勝ったのだから、あの円陣に馴れていないレッズの側の論理もあるかもしれないが、闘莉王は選手として、抗議に出るべきではなかったけれど、その怒りや苛立ちの強さも闘莉王なのだから仕方がない話か。いずれにせよいくつもの主体が連鎖し合い、レッズサポには不快ななりゆきとなったのが残念。試合は良かったのに。
 でも、一点、甘さがあるとするなら、あそこで阿部はバレーに蹴りを入れて退場になっても良かったのかもしれない、ということ。少なくともショルダータックルでもかましてボールを奪い、スローインはこちらだと主張すべきだった。それができず、むざむざと失点に繋げてしまった一連のレッズの油断は、Jリーグ創生の年に、一ゴールをあげて喜んでいる間にすぐに失点してしまった試合と、サッカーという戦場にあっては同じく許されない種類のものだよ。ガンバや鹿島を相手取る時は、そういうダーティさを含めて考えないと、世界に出てゆくことができなくなる。
 それにしてもサッカーに関するものであっても、サッカー以外の話題はやはりいやなものだ。ぼくの場合、試合そのもの、観戦、ダイレクトな応援、という点にしか興味がなく、最近ではメディアすらろくろく読んでいない。つまり、他人が下すサッカー評そのものにあまり興味を持っていないみたい、なので、そうしたピッチ外にテーマが持ち出されてしまうことに対し歯噛みしたくなる傾向は人一倍強いのかもしれない。
 なわけで、午前中は海外ドラマの録画をチェックして、本を読んで、午後に打ちっぱなしに出かけ、最近低迷中のドライバーをメインに練習し、夕方戻るとまた本を読み始め、夜にはビールを呑んでジンギスカンを囲む、という具合に極めてスタンダードなペースで日曜日を過ごした。
 パトリシア・コーンウェル『異邦人』読了。人間関係が、複雑で屈折し、作品世界がとても狂っていて、とても楽しく読めた。

 異邦人(上) (講談社文庫) 異邦人(下) (講談社文庫)

 ジョン・グリシャム『最後の陪審員』を読み始める。コーンウェルに較べると、ずっと健康な出だしであるように感じる。