シュンの日記なページ

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青空

 雨上がりの札幌、今日は束の間の青空。昨日までの週間天気予報では、週末の由仁は雪だと聞いたから、ゴルフ場の予約をユニ東武から苫小牧のアイリスに予約を切り替えた。昨日までの予報では、週末は晴れ時々曇りだった苫小牧が、今日は降水確率60%の雨となっている。今日の晴天だって、昨日までの予報にはなかったことだ。今日は、曇りときどき雨のはずだったのだから。

 今日の通勤ミュージックは、ステファン・スティルスニール・ヤングやグラハム・ナッシュのゲスト参加曲よりも、いつものバック・バンドの面々によるスティルスらしい曲が、ここ十年では見られなかったほどの乗りのよさなので、聴く側も少し元気が出てきそうだ。だが、尻すぼみな構成のアルバムであり、徐々に、メロディの創出能力がなくなって、ブルースのスリー・コードにしか頼れなくなってきた作曲能力の衰え、そして何よりも「チャーチ」や「ライト・バイ・ユー」などで聴かせてくれたスティルス本来のヴォーカル力が全くなくなっちまった声帯のあまりの老化にショックを感じる。

 デイヴィッド・クロスビーなどが、ドラッグから立ち直り、肥満になっても、逆に声量をどんどん増してゆく姿や、グラハム・ナッシュの未だ衰えぬハイ・パートの張りを思うと、ギターに頼りがちだったスティルスニール・ヤングのヴォーカルの枯れ方は、さすがに時の流れを感じざるを得ない。

 帰宅後DVDにて『オーシャンズ12』を見るが、なんだ、どんでん返しはあっても肝心の強奪シーンがないではないか。周囲の人々が『11』は面白いが『12』はイマイチだよ、という意味がよくわかってしまった。ちなみに妻は『12』しか見ていないので、キャラの個性も掴みきれない上に、このひどいプロットから、全然つまらない映画との印象しか受けていない。ボーン・シリーズといい、なぜ高い金を払って、続編ばっかり劇場に見に行くのかな。

 ポスト・冒険小説フォーラムのあり方を探っているうちに、若い人たちがどんどん新しいネット・サービスに興味を示してとめどがない。ぼくはもう疲労を感じてさえきている。若い人たちにすべて任せたくなってきた。ぼくはテキスト・ベースで古い仲間たちと話し合えればそれでいいや。

 富良野の人が標榜する「富良野流」という言葉がある。自分でできることを、無理はせず身の丈サイズでやってゆくという流儀だ。ぼくもどちらかと言えばそれでいい。若者の貪欲が羨ましくもあり、疎ましくもある。そんな年齢になってきたというわけか。

 ちなみにniftyは来月に上場するという。古くなって、旬を過ぎてから上場する愚かさ。ははあ、だからお荷物になるフォーラムなんていうパソコン通信時代の遺物を切って捨てたというわけか。富士通が、これ以上はniftyは独立して勝手にやってくれと叫んだとか叫ばないとか……。海外から、あるいはヤング・ベンチャーから次々と新手のツールが現れているご時世に、未だに重たいブログ・サービスくらいしか持っていないniftyは、プロバイダーとしてもトップの座をとうに明け渡しており、今では業界5位の立場に甘んじているらしい。そんなことではniftyというプロバイダーにはフォーラムの残党、つまりぼくのようなロートルしか残らなくなる、と思うのだが。

 明日はまた雨か。それとも日に日に下がってゆく気温を見ると、雪がまじってくるのかもしれない。スタッドレス・タイヤへの交換を済ませていない。ワオパーをスノウ・ブレードに代えていない。ウォッシャー液の濃度はまだ水のように薄いままで氷結対策ができていない。

 そういえば帰りがけに入れたガソリンの料金がひさびさに125円/Lまで一気に下がっていた。先週、越後湯沢の給油所で139円/Lの価格を見たばかりだったので、驚いた。これからは灯油代がかかる季節だ。生活を少しでも楽にしたいと思う。とりわけ北国の長い長い冬の暮らしを。