オールボワール、コートジボワール

　グループC　オランダ 2-1 コートジボワール

　惜しい！　初出場国コートジボワールの善戦ぶりに拍手を送りたくなる試合だ。一方のオランダは、貫録勝ちだが、内容はセルビア・モンテネグロ戦に続き、防戦一方でつまらない。

　コートジボワールの試合にはダイナミズムがあり、自信があり、確かな個々の技術がある。それでいてバラエティに富んだ特徴ある選手たちが魅力的だ。このチームが、「死のグループ」と呼ばれるＣチームにいなかったら、彼らは決勝トーナメントに進めただろう。アルゼンチンにもオランダにも2-1の惜敗で、内容を伴う。この大会での最優秀新チーム賞（というのがあったなら）を文句なしに授けたい。予選リーグで姿を消すのが本当に残念でならない。

　※オールボワール＝"au revoir"＝see you agin の意。