ああ、ポルトガル
ポルトガル代表対ドイツ代表の試合を見る。どちらのチームもレジェンドをいくつも作ってきたけれど、ポルトガルは常に怒涛の攻撃を仕掛け、ドイツは不調に見えていて、最後に勝ってしまう。断然ポルトガルのサッカーが面白いのに、ドイツの巨大な壁に跳ね返され、審判によるファール見逃しなども起こってしまい、敗退してゆく。
あのゴールデン・エイジと呼ばれた時代のファンタジスタ、ルイ・コスタやルイス・フィーゴは既に代表を去ったけれど、三大会前に強烈なデビューをしたヌーノ・ゴメスは健在だし、今や世界一の左ウィンガーとなったクリスチアノ・ロナウドは、あのロナウドをとうに超えた観がある。
その頃(1990年代から2001年くらいの間)セリエAの得点王ばかり取っていたバティステュータに、ルイ・コスタが無数のデス・パスを供給していたフィオレンティーナは魅力的だった。セリエBに降格した時もバティらは退団することなく、一年でチームをセリエAに復帰させ、魅力的なプレイをさらに続けた。まるで日本のどこかのチームみたいだ。バティが退団し、ヌーノ・ゴメスが入団。ポルトガル代表そのままのルイ・コスタとの華麗なる連携がスタートする。その後、フィオレンティーナでの中田英寿はあまりぱっとしなかく、ぼく自身セリエを観ることがなくなっていった。オランダ・サッカーに目移りしていったのだ。
ポルトガル敗退。いつも応援してきたチームなのに、本当にいつも無冠だ。ああ!
話は変わって本日仕入れてきた本。
『傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを』矢作俊彦、『炎の回廊 満州国演義4』船戸与一、『ザ・ロード』コーマック・マッカーシイ、『神の獲物』C・J・ボックス、『アヴェンジャー上下』フレデリック・フォーサイス、『聞いてないとは言わせない』ジェイムズ・リーズナー。
本日は『神の名前 王国記VII』花村萬月読了。予約していた『栄光一途』雫井脩介、図書館に取り置き状態らしい。明日、請け出しに行こう。