ポスト・ゴールデン・エイジ
グループD ポルトガル 2-0 イラン
チェックすべきポルトガルの第一試合を見逃してしまい、ポスト・ゴールデン・エイジの現チームについては、これが初の観戦。ルイ・コスタもフェルナンド・コートもいないポルトガルだが、ルイス・フィーゴがカムバックして若きチームに溶け込んで、この厳しい試合に望んでいる姿は、やはり世代交代時期のチーム作りにこれだけの時間を要したことを、今さらながら思わせる。
クリスチアナ・ロナウドは、ブラジルの同名の(綴りは違うけれど)怪物を、現時点では超えたスピードを誇る、とのイメージだし、ブラジル帰化選手のデコはユーロのときよりも存在感を増したという気がする。ぼくがもともと評価していないパウレタは、相変わらずストライカーとしてはポジショニング・センスに欠けるが、ここにワントップらしい大型フォワードが入れば、ポルトガルは磐石だろう。
イランは、強さを増している。体で負けず、技術でもほんの皮一枚の差くらいで、ヨーロッパ組に勝てていない、という雰囲気。今の日本では勝てないのじゃないか。