幸福ビール

　最近は帰りがけ、24時間スーパーに寄って、食材を見ながら、当夜のメニューを決めるということが多い。単身赴任でさいたまに来たばかりの頃は、向こう四日間くらいのメニューを決めて、日曜日に買い込んでいたのだ。でも、冷蔵庫が小さかったりして、野菜なども痛むのが早い。そうしたことから、最近は当夜のメニューはスーパーの食材を見ながら考える、触発されて決めるということが多いのである。
　我ながら偉い、と思えるのは惣菜コーナーには魅力を感じないこと。値段が高い、ということもある。ポテトサラダやマカロニサラダがなぜこんなに高いのだろうか、と思う。自分で作ってしまえば安くできるよな、と思うのである。
　今日のメニューは、ジンギスカン、マグロ山かけ、厚揚げ焼き、仕上げにレタス、ハム、チーズのサンドウィッチ。これらをビール呑みながら、しかも山田直輝初出場の日本代表対チリ戦の録画を見る。幸せな夜だ。

　

　真保裕一『アマルフィ』読了。映画では配役からして少し設定が変わると思うけれど、このスケールを映画でやるならばそれなりに楽しそうだ。しかし織田裕二、佐藤浩一といった『ホワイトアウト』以来の、真保裕一トリオというのは、どうだろうか。『ホワイトアウト』は原作の方がよほど良かったので、こちらも扶桑グループの行き過ぎが、少し心配。