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ラウンド仲間たちの横顔

crimewave2008-05-25

 朝5時半にいそいそと起き出して、寝静まる我が家でご飯をかっ喰らい、パジェロを飛ばして曇天の石狩街道を、北へ走る。石狩の丘の只中にあるゴルフコースでの月例会。会員になって初めてのラウンドで若干緊張。若干戸惑い。
 一緒に組ませてもらったのが初老のおじさんたち3人。うち小柄ながら貫禄を示す大将に話しかけると、親睦会の頃から(月例会の前身であったらしい)年次会員をもうかれこれ12年続けているという。日曜日しか休みが取れないので、決まった同じこの三人でここのところ回っているのだそうである。少し前々は四人で回っていたそうだ。その前は七人。だんだん寂しくなる、といった調子でラウンドの中、彼が語る。
 だれだれさんはどうしてるんだ? と一人が問いかけ、ゴルフをやめたんだそうだ、と一人が答え、体のあちこちが痛くなって、ドライバーも打てなくなった。ドライバーを思い切り打てないようじゃゴルフの楽しみもないだろうから、ともう一人が補完した。高齢化するゴルファーたちの横顔が、時おり荒れる雨風の向うに、しわ深い。
 一緒にラウンドしていてもとてもマナーが良い人たちである。ロストボールは皆で一緒に探し、グリーンでは率先して濡れタオルを渡し合う。誠実誠意の感じられるラウンドの最中、コースのことはもちろん、他のいろいろなことを教えてもらうことが本当に多かった。
 7:48スタートの、13時終了。前の組が詰まっていたせいだ。ランチをご一緒させてもらった。6月の日曜日の月例会は来週だけなんで、申し込んでいる、良かったら来週も一緒に回るかい? と誘ってもらった。もちろん受けた。巧くいかなかったドライバーショットや、一度やらかした4パッドのことを悔やむ気持ちよりも、こうした人たちに会えて幸運だったとの思いのほうが遥かに強く、上気した気分で石狩丘陵を後にした。
 雨は本降りとなり、海岸線は視界の片隅にくすぶって見えた。