キタキツネ、夏色
帰宅途中で夕焼けが綺麗だから、また写真を撮ろうと、サイクリングロードの方に(つまり発寒川のほうに)近づく。パジェロを駐めると、いきなりキタキツネが近づいてきた。このあたりでは冬の夜に雪原で野鼠を追っているキツネのジャンプを見たことがあるけれど、夏のキツネは初めてだ。
キツネを追いかけて写真を撮っているうちに、日没はどんどん進んだ。風が冷たく吹きすさんで、ものすごく寒い。
この写真を撮ったのはもう19:30になろうという頃。途中の東屋のベンチで中学生男女が往路ではネッキングしていた。復路では、男子が顔を隠すようにして恥ずかしげにしていたのだが、女子が大きな笑い声を放って、私を思い切り振り返らせた。ふうむ、青春であるな。私がくるまでは、キタキツネが彼らを見物していたのだろうか?