シュンの日記なページ

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嵐のサロベツへ

暴風下の宿にて

 嵐が来るのはわかっているんだけど、せっかくの三連休。息子の部活を休ませて父子旅行という決意は変わらない。

 未明から札幌は大荒れの強風&大雨状態だった。昼過ぎにパジェロで出発したときもまだ雨風が強い状態。強風のせいで波をかぶりそうな日本海沿いの懸崖にかかる浜益・雄冬近辺の道路を避けて、R275を碧水まで北上する。昼飯は途中のコンビニで仕入れ、車中にて食べながら走る。

 碧水から留萌に出て、あとは海浜伝いに穏やかな道路をひたすら北上。羽幌以北は雨が熄み、高曇りの状態。サロベツ原野を見晴るかす高台の宿・あしたの城には17時過ぎに到着。すぐに風呂に浸かり、18時半夕食はジンギスカン。客は大阪の常連客が両親を連れてきた3人組と連泊中の千葉の常連客1名と、われわれ父子のみ。

 次第に外は荒れ狂い、大雨と強風に曝され始める。息子は宿主親子と将棋を打ちこてんぱんにされてしまう。夜、本を読んで寝るのだが、大変に寒く毛布に頭まで突っ込んで眠る。部屋は三階にあるのだが、風で揺れるのがわかる。札幌の我が家の揺れほどにはひどくはない。

 大地を渡る風の咆哮は、それなりに北海道らしく、それなりに旅情をくすぐりはする。決して負け惜しみではなく。