シュンの日記なページ

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函館オウンゴール

 函館にて、一日中、密度の濃い仕事が続く中、夕刻に休息を得る。立待岬で車を止めて、心や頭や眼を休める。最後の数ページを読んで、『ブルー・ヘヴン』読了。エース・アトキンスの『ホワイト・シャドウ』にかかる。視界の先に、函館の海岸線が広がる。くっくりと鮮やかなのは空気が透明なせいである。

 

 岬の懸崖を眺めるために歩き出すと、薄の穂が目立つ。どこもかしこも、秋が自分という季節を主張している。

 夜に取引先と五稜郭町での夕食を終え、路面電車で松風町に戻る。そこにオウンゴールというスポーツバーがあることを調べてあった。ちょうど、アジア・チャンピオンズ・リーグ準決勝レッズ対ガンバのキックオフの時刻。店員が一人野球を見ていたが、たった一人の客の特権として、チャンネルを切り替えてもらい、ギネスビールとピザを注文しカウンターに陣取る。あまりのいい内容に緊迫する。やはりサッカーはこのくらい本気を出してもらわないと乗り切らない。
 知らぬうち、常連らしき客、店員も増えており、日本代表ユニを着ている人がサッカー担当なのだそうだ。函館の場末、古びた店でレッズ戦を一人見る。多分今宵函館唯一の真性レッズサポ。孤独だが、いいや。ギネスは辛口で本当に美味かった。