シュンの日記なページ

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世界三景・寒風山

 秋田発札幌ゆきの便は今日から一日一便なので、同行者たちに時間がある。ホテルを10時にチェックアウトしてから、レンタカーで男鹿半島にハタハタの干物を買いに出かけることにした。ナビに男鹿半島漁連の目的地を打ち込み、国道を北上したが、途中で、寒風山という裸の山を見上げる。看板に世界三景とあり、あまりの法螺に驚いて、思わず車で山頂に上がっていってしまった。最後の急坂は雪がシャーベットとなり、凍り付いて危険である。

 山頂回転展望台には客は誰もいなく、土産物屋のおばちゃんに聞くと、12月3日でクローズになるそうだ。だろうなあ。

 世界三景というのはやっぱり法螺で、この山頂からの眺めは確かにいいけれど、男鹿半島両サイドの海岸線と八郎潟干拓地が見下ろせるだけの話だ。『日本風景論』の著者である地理学者・志賀重昂が、アメリカのコロラド渓谷・ノルウェーフィヨルドと並べてここを世界三景と呼んでしまったらしい。グランド・キャニオンも、グレート・バリアリーフも、バルトロ氷河も、ユングフラウ・ヨッホも、この三景からは洩れてしまうわけである。何というか、大それた選択……(^^;)。