シュンの日記なページ

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年賀状投函

 朝から猛吹雪だが、息子は今日も手稲ハイランドに出かける。石狩スキースクール五日間検定コース三日目である。息子が目指すのはジュニアの三級。
 一方のぼくは視界の悪い風雪の中を仕事場へ。到着する頃には雪はやみ、やがて晴天が広がり、雪面は光をはね散らかし始める。北海道が一気に美しく輝き始めるときだ。息子の晴れやかな笑顔を思った。
 昨夜印刷した年賀状を投函するひまもなくずっと一日内勤仕事を続けて、どうにか夜の帰宅途中で篠路の郵便局に立ち寄ることができた。夜八時まで営業している基幹局であるから、郵便ポストではなく、とにかく車を駐めて、中に入る。外は寒いし、年賀状をきちんと分別していないのだ。
 どうしようかときょろきょろすると、なんと窓口の対面に年賀状専用郵便ボックスというのが据えられているのである。札幌市内、道内、私製もしくは道外というみっつの穴が空いていたので、ぼくは年賀状を一枚一枚分別してから持参してきた輪ゴムで止め、該当する穴ぼこに落とし込んだ。穴ぼこは選挙の投票みたいに蓋のついた厳密なものではなく小学生の工作の授業で作られたかのようにいいかげんに大きなもので、底を除くことができた。穴の下にはそれぞれ大きな塩ビのカゴが置かれていて、ぼくの年賀状はそこにぼとりとおちてゆくだけだった。
 郵便ポストの奥の暗闇を見ることができないあの郵便の神聖さみたいな空気がそこには微塵もなく、本当にそれが郵政公社の運営するポストとしての機能を果たすものなのかどうか不安になってくる。
 そういえばニ三日前、家に帰ってパジェロをバックして駐車し終えて外に出ると、普通の乗用車が駐まって、そこから出てきた兄ちゃんが「はいっ」と言って渡してくれたのが「道新宅配便」だったのにはびっくりした。道新は新聞だし宅配便をやっているのも知らなかったけれど、それ以上に郵便局のエプロン姿の職員といい、宅配便の普通乗用車で出現する兄ちゃんといい、妙に素人な外見をしているのが最近気になる。フレンドリーであることを売りにしているのだろうか。それとも、ただ派遣であるとか委託契約先であるとかコスト削減への動きなのだろうか。とにかく見分けがつかないということはそれなりに不安であり、できたら名札、目印、それよりやっぱり制服や帽子などをかぶっていただけるとやはり安心できるのかもしれない。