昔のある日のように
外は雨。
家内が先に起き出して、息子とぼくがほぼ同時に起き出し、日曜日だけの朝食朝ごはんを掻き込む。
洗濯物の束が床に集められ、これは息子が畳む役を割り当てられている。
日がな一日、カウチに寝転んで本を読みながら過ごす。
一日を何もせず、ごろりと過ごす。さいたまでの日々のように、掃除、洗濯、料理、後片づけといったことをせずに、日がな一日好きな本を読んで過ごすことができる。
おまけに室温はエアコンがない我が家でも十分に低く、扇風機すら必要がなく、当然汗も出てこないので、時おりうたた寝をしてしまう。
半年前までは、札幌での休日の一日をこのように過ごし、とても効率よく読書が進んでいたのだった。
そんな日をたまに復元してみて、満足する。我が家は、実に有難い。