シュンの日記なページ

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函館の夜、今昔

 室蘭まで同僚の車に同乗して、東室蘭からJRで函館に向かった。車窓ぎりぎりのところで青い日本海がうねる質感は何とも言えないものがある。車の便利を嫌ってまでJRの旅が好きだという人が存在するのも頷ける気がする。
 函館、ホテルシエナは優待価格に全価格が統一されたのはいいが、部屋に入るとすぐ「お帰りなさいませ」の手書きの文字と押花の栞、そして冷たいフルーツが冷蔵庫に冷えているというコストよりも労力を重視した気持ちの部分のサービスが印象的だったのに、それがなくなっていた。残念なことに普通の愛想のないホテルになってしまったということ。
 「快晴丸」は店の名前であり、店主が持つ漁船の名前でもある。イカ、アワビ、ツブ等々、美味の極み。釜飯も売りである。
 バスラーメンが懐かしくて呑んだ後には湯の川に向かった。かつての元祖バスラーメンが見当たらずがっかり。その代わり路面電車湯の川温泉駅の近くに違うバスラーメンがあり、そこに入る。同じバスラーメンでも雲泥の差。函館塩ラーメンは混じりけのないラーメンの味が売り物のはずなのに、シーフードが少しはいっているせいで、函館ラーメン本来の透明感なし。美味しかった元祖バスラーメンのほうの餃子もないし、値段だって3割ましくらいであこぎと感じた。
 ホテルシエナとバスラーメンによる二つの幻滅。
 五稜郭町で新規開拓したスナックの方は一時間2500円飲み放題でフカキョン似の19歳の女の子(函館訛りは強烈であったけれど)と、こちらはお得であった。でも稚内の36歳二児の母、歌った後に「いいんだべか」と訛る女性のほうが器量は別として大変楽しかった気がする。ま、総じて、これが今回が函館の夜。