シュンの日記なページ

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日常の中のスポーツ

 ゴルフもサッカーもスノーボードも、遅めに始めたスポーツだが、共通して言えることは練習により、少しずつでも上達してゆき、その前に進む感覚が非常に楽しみとなることだ。生活の中のアクセントと言っていい。
 ぼくは小学校時代の体育の授業はからっきし駄目だったし、中学時代こそ卓球部で部活の3年間を過ごしたけれども、高校時代はギターに明け暮れて、運動はまるでしなかった。
 でも大学生の頃から山を始めて以来、自分は体育が決して不得手ではなかったのかもしれないと思うようになり、その中で先鋭的登山に実績を残すに連れ、自分はこの分野では実に優れているとの自信にまで繋がってゆく。スキーの覚えも周囲を驚かすくらいに異常に速く、生まれて初めて板を履いた初日から蔵王の頂上からの8kmコースをボーゲンで滑り降りることもできた。
 その頃からスポーツに関する苦手意識はなくなる。確かに足は遅い。これは今も変わらないと思う。それでも三十を越えてから、中学以来のサッカーを再開し、練習を積んで練習試合を重ねてゆくうちに、サッカーそのものを楽しんでゆくことになった。
 その後、45歳のときにスノボを一冬練習し、ジャンプはできないがスラロームなどは楽しんで滑れるようになった。
 そして今はゴルフ。今夜も退社後に近所のショートコースを同僚4人と回る。課題のフックはスイングのトップの位置を修正して、アウト−インのスイングにならぬよう注意したことで解消されて、すっかりまっすぐショットが当たるようになった。まだ慣れぬオニューのパターでスコアを悪くしてしまうのだが。
 帰宅後、ナビ杯予選リーグ市原戦の録画を見る。岡野のスローなゴールを見て、せっかくの俊足を生かさなくても勝つことへの気力でヒーローになることができる、という皮肉な状況にちょっぴり感動した。岡野はいつもプレイスタイルが懸命そのもので、その気力がいつもサッカーの技術をカバーしてきたような選手だ。日常の中でスポーツを楽しむことを考えるとき、彼のようなヘタウマ・サッカー選手のプレイスタイルはとても参考になる。
 少なくとも岡野がいつも与えてくれている種類の感動は他の選手たち誰にでもあるというわけではなく、彼の持つ真摯さがもたらすものだ。レッズのカラーと言ってもいいと思う。戻ってきて良かった。岡野には赤のユニフォームが一番よく似合う。