失われた昼へ
日付変更線を越えると、ハワイ時間では22時頃というあたりで、日本時間では15時頃、ということになる。
なので、日本に着いた17時頃、そしてバスで新都心に着いた19時頃というのは、それぞれ連続してきたハワイ時間に換算すれば、24時、翌朝2時頃、ということになるのである。ほとんど寝ずに、『ボーン・レガシー』などを観ていたぼくは、今朝5時半に起きてから、翌2時に至るまで眠ることなく、そしてまだ家に着いていないということになるのだ。
だが、不思議と寝る時間は十分にある。だって日本ではまだ夜の7時なのだから。
というわけで新都心けやき広場に着いた我々は、「心」でスープカリーのテイクアウトを買い込んで、スーツケースをゴロゴロと押しながら与野の我が家まで歩いて帰るのであった。
まあ、この2012年12月5日という日は、わずかに書き起こすことを残すだけ残して、とっと去って行ったのだ。