夕暮れの蕎麦屋みたいに
出社するなりいきなり体力を使い始める。事務仕事は早々に、さっさと外へ出て、気づけば車のハンドルを握っている。
朝から蒸し暑い。曇り空の下、さいたま市内を東西南北に走り回る。朝から夜まで。
帰社後、事務仕事。適当に切り上げて帰るのだが、それでも家には22時過ぎ。
蕎麦を茹で、その前に、豚の角煮、月見とろろ、冷奴といったところでビールをぐびぐびと呑む。夕暮れの蕎麦屋をイメージしたオヤジの幸せのひと時。本来ならビールではなく冷や酒なんだろうなあ。しかし、これぞ心の健康の第一歩だ。
ビールがなくなると徐ろにぶっかけ蕎麦を食べる。蕎麦と一緒に掻き混ぜてしまった納豆もとろろも美味しい。海苔や大根おろしがあるともっといいのかな、などと反省を加えながら日本の味に満足する。
それからシャワーを浴びてメールをチェックするともう日付変更線を超えている。これじゃ読書時間が平日取れないわけだ。
これが連日なら過労にもなるだろう。自分なりに生活改善を目指し、豊かなプライベートタイムを量ではなく質として捻出してゆこう。