次にいきなりバスが泊まった公園は、静かで地味な海浜公園。
人工的な海岸に遊歩道という味気なさなのだが、そこでバーベキューを楽しむ人たちのテント、音楽をかけて退廃的なシエスタを楽しむ、もしかしたら高級なホームレスみたいな人たちなのかもしれない、怪しげなタトゥーおじさんたちを見ていると、日本とは少し違う庶民からのこの公園への愛を感じる。
ヤシの木の並ぶビーチ。ワイキキのホテル群を一望する芝生の丘。青く美しい海と、空から舞い降りる快適な風。ここでこのまま旅の終わりまで佇んでいても構わないとまで、思わせてしまう癒しの宇宙が確かにあるのだった。