シュンの日記なページ

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空飛ぶ小説

 本日は、あと20ページくらい残すところくらいなのが、雫井脩介『殺気!』。ミステリというよりも青春小説というか、超ジャンル的作家として巧い。誉田哲也が警察小説から抜け出せず振幅の狭い中で、才能を閉じ込めているところ、そこそこ少女小説でジャンルの脱出を図りつつあるのに比べ、雫井脩介は最初からこう実にゆうゆうと、気にせずマイペースで書いているように思える。どちらもぼくにとっては要完読作家なのであるが。

 殺気! [rakuten:book:13284278:image]

 明日は、札幌に渡るので「空飛ぶ小説」と勝手に名付けている海外文庫小説を持ってゆく。今回はエリック・ガルシアの新作を持ってゆこうと思う。恐竜探偵ヴィンセント・ルピオの鉤爪シリーズでは毎回『このミス』を席巻していた作家であり、マッチスティック・メンではニコラス・ケイジコンゲーム映画もまた取ってもよかった。お気に入りというより、読めなさが魅力の作家だ。
 土曜の札幌は降水率60%だそうな。何だよお。