シュンの日記なページ

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浦和レッズの優先購入券

 清田区コーチャンフォーのちけぴに、チャンピオンシップ第二戦浦和レッズホームの優先チケットを求めに出かけた。オイル交換をしなくてはならないのでそのついでにというのが建前で、もちろん今日一番大切なミッションはこっちである。
 札幌の時計台前のプレイガイドでもそうだったけれど、このあたりのちけぴのねーちゃんは(コーチャンフォーは二人のおばちゃんだった)、優先購入券なんぞ生まれてから目にしたこともないのだ。バインダーにファイルされた各種案内コピー文書をめくってようやく探し当てても、どう扱っていいのかわからないらしくとてもとっても待たされる。
 何度かちけぴ本体に電話をかけようとしているので、ぼくが説明文を見せて教えてあげた。ようやくチケット発行となり、ぼくは申込書に住所氏名を書かされた。そしてチケットを「ハイっ」とくれようとする。えっと、おいくらだったっけ? と聴くとこれは金券であり、交換券だからいらないという。一瞬このままただでチケットを手に入れてとんずらしようかなと思ったけれど、たった今目の前の紙に住所氏名を書いてしまったばかりだ。こんなことなら偽名を書いてさっさとこの場を離れるのだったかと思い迷ったが、この優先購入券は年間シートを買っている人が対象できちんとこれは登録されているのだった。やっぱりばれるなという心の動きは、これでばれると後でお金を支払いにここまでまたやってこなくてはならなくなるとの面倒な懸念に変わり、とうとう、「自分はこの件ではお金を払っていないのでこれを受け取ることはできないと思う。とにかく確認してほしい」とぼくは実に正しい人となってモラール溢れる言葉を口にしてしまったのだ。
 おばちゃんはちけぴ本体に電話をかけ、ようやく納得したらしく、ぼくから自由A席分一枚の二千円を受け取った。向こうにしてみれば一枚だけ購入というのも不思議だったらしく、これだと一枚だけですよと念を押してくる。わかってらい、そんなもの。これがどんなにプラチナチケットだかわからないだろ、けっ、などと思いつつも「なかなか手に入らないチケットですから」とつい紳士的に、好感溢れるスタイルに終始してしまったのであった。
 こんな不都合を横行させないために、コンサでも日ハムでも何でもいいから、札幌にプロ・スポーツ文化をもっと根付かせてくれよな! とつくづく思った。