シュンの日記なページ

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されどわが世界

 ヤマダデンキとニトリに行く。両方とも駒場のそばにある。
 ヤマダデンキで吸い込みのいいサイクロン掃除機を買う。携帯ポイントに切り替えたのだが、カードの残高を使ってしまう。携帯の方のポイントは使えないらしい。なんだ。だから帰りにも携帯ポイントの加算ができない。なんだか店の都合でもらうべきポイントを騙し取られた気がする。
 ニトリでは、以前から欲しかった金属製の箸立てを買う。ついでに蕎麦猪口と、冷奴用小皿と、白髪ネギカッターと、ピラーと、野菜カッティングセットを買う。最後のは卸し、千切り、スライス、ツマ切りができるセットなので衝動買いだ。
 ここではニトリカードを忘れてきたことに気づく。あまり来ないからなあ。
 帰宅後すぐ、掃除機をかけてインスタント大掃除を施し、綺麗になった部屋を見渡し、料理に移る。
 ピラーで皮を向いて下ろした長芋と、イイダで安売りになっていたマグロとを合わせ、山かけを作る。レタスサラダにおろし焼肉のタレをかけるという、最近発明した新ドレッシング生野菜も。ガーリックと鶏がらの粉を合わせて味付けたキャベ玉は最早職人の領域にある。
 一通り食べ、ビールを二缶呑み終わり、食器を洗って綺麗に片付けた後、最後にキムチを出してきて、焼酎の水割りをちびちびやるあたりは、まるで札幌の妻の真似をしているみたいだ。違うのは、ぼくは呑みながら海外ドラマを見ていること(妻は大抵お笑いを見て笑っている)。
 海外ドラマは、昨日は『CSI NY』を。今日は『ミディアム』を。毎日、海外ドラマのシナリオの秀逸さに恐れ入っている。決して日本のドラマにはないものばかりで、なおかつ最後には必ず感銘を受ける。だから秀逸、というのだ、ぼくは。

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 綺麗な部屋はいい。落ち着いたり悩んだりする独りの人間のために残された場所である。本当はぼくは札幌の家にいるべき人間なのだが、いろいろな状況のせいで、この狭い部屋にいる。ここでは気分よく過ごし、美味しいものを食べ、美味しいコーヒーを淹れてくつろぎ、秀逸なドラマを見ていたい。こんな狭いちっぽけな空間であっても、ここしにか、現在のところわが世界と呼ぶべきものがないことには間違いがないからだ。札幌の、本来いるべき場所に帰る一ヶ月の間の数日を残して。
 そう言えば、今日は七夕の夜。生憎の雨。サッシの向こうの空には、星一つ見えやしない。