スポーツ・バー
といっても赤ちょうちんつきスポーツバー。というのは、嘘で、いきつけの居酒屋が、コンサドーレとファイターズ見たさに、パリーグとJ2だけのシリーズ契約でスカパーで試聴できるようになったのだ。これはこれで札幌の居酒屋としての方向性は正しい。
カウンターで、久々に入荷した鹿肉ステーキを突き、ジョッキを傾けながら、ファイターズの数日振りの勝ち試合を見ながらの、マスターの薀蓄に耳を傾ける。世の中は進歩しているんだなあ。
「9月までで契約をすっぱり切る。シーズン中だけ契約」そんなことを言うマスターを、ママは厳しい横目で睨んでいる。趣味なのか仕事への投資なのか明確でないあたりに、この眼差しの原因はきっとあったんだろう。
サッカーの五輪二次予選で水野の豪快ミドルシュートを見てから、家に帰り、続きを見るが、後半のシリアの攻勢にたじたじとなる図ばかりが残ってしまい、少しも面白くなかった。
そう言えば日本応援団。子供たちの声ばかりがTV中継中ずっと響き渡っていたのが、ほのぼのしていたっけ。