2013-11-25 闇夜の灯台 夜の襟裳岬を走ったことがあるかい? 巨大なヘッドライトに追いかけられること、うけあいだ。走っても走っても逃げ切れない後続の気配がとても怖いのだが、実はその光は灯台の光なのだ。 あの時の恐怖を思い出したのは、今、宿の窓を開け放ったら、強烈な風の彼方から、野島崎灯台の光が届いてきたからだ。 灯台の光を見ていると、自分が水夫にでもなったかのように、ノスタルジーをかんじるのです。