真夏の方程式
久々に夫婦で映画を観にゆく。どちらも東野圭吾読者なので、『真夏の方程式』。
ウオーキングを兼ねて、避暑を兼ねて。
本を読んだとき、少年の夏休みと湯川教授の交流がとても印象的だったので、そのへんが映画ではどうかな、と思っていたのだが、そこは予想通り映画の肝になった部分で、海にペットボトルロケットを飛ばすシーンは、やっぱり小説でも映画でも白眉だ。
他に何人かのキャラクターが小説ほど描けていなかったり、代役を登場させたりするあたりはドラマ放映会社が映画製作もやってしまうことの功罪のうちか。
杏が綺麗だったね、と妻。杏は原作と違い、スタイリッシュでダイビングのとても上手な役をこなし、陽に焼けた海の女をとってもうまくこなしていた。これまでの印象が変わるくらいに。
映画館をでるともわっとした暑気に包まれる。映画の中の海に、飛んでゆきたくなった。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/05/10
- メディア: ペーパーバック
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