シュンの日記なページ

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やっと『風のガーデン』

 やれやれ。
 来客は、妻の元職場の若い知人二人。一人は就学前の小さな娘を二人伴ってやって来た。小さな娘たちの元気いっぱいの活躍ぶりに対応して大わらわ。彼女らが全員帰っていったあとの、感想。そう。やれやれ。
 子供が好きなので、歓迎ですが、それなりに気を使うので、やはり帰って行ったあとは、少し黄昏れがちになってしまうのです。
 北海道旅行を来週に控えて、未だ見ていなかった『風のガーデン』を毎日一話ずつ夫婦で観て、今夜はその最終話であった。山田太一の脚本『今朝の秋』とかぶるところがあるのだが、やはり富良野独特の倉本聰脚本は、それなりにオリジナルな感じがする。
 倉本ドラマはおよそ全部欠かさず観ていたものだが、当時、月曜から金曜まで函館で仕事をしていてホテル住まいだった上、年が明けるや否や東京に単身赴任で移り住むという大変なタイミングだったので、落ち着いてから後でゆっくり観よう、と思ってDVDに録画だけをしてしまいこんであったのだ。
 その後、落ち着いてゆっくり観る機会もなかなか見つからず、やっとここにこぎつけた次第。当時、自分で立ち上げに関わった富良野介護施設の電動自動車に、風のガーデンの広告を入れるとか入れないとか、撮影隊が富良野に入っているとか、そんなタイミングの中で、ぼくは富良野の仕事を外れねばならなかった。そんな辛さも思い出させられる個人的にも思い入れの深いドラマだ。
 今、ターゲット層を若者に絞ったドラマ作りが多い中で、こうしたおとな向けのTVドラマが貴重だと、思いつつ、大切な富良野の風景、富良野の空や山に、お別れをする想いで、ドラマの終わりを迎えたのだった。感慨ひとしおである。

風のガーデン DVD-BOX

風のガーデン DVD-BOX