シュンの日記なページ

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アウトレイジ

 妻が友人たちと夕食に出るというので、妻があまり好まないタイプのDVDをこの際観てしまおうと、少し古いが『アウトレイジ』を観ることにした。北野武監督作品は八割がた観ているが、先日相当古い作品『ソナチネ』を観て、少しフィルムの無駄遣いが多いかな、との印象が免れなく、最近ではすっかりご無沙汰。北野監督のみならず高いフィルムなのだから、一コマ一コマを大事にして欲しいな、と思うのは『ニューシネマパラダイス』の影響がまだ僕の側に残っているのかな? さて、その意味では、この『アウトレイジ』は中身がいっぱい詰まった無駄の少ない作品であり、少し北野監督を見直した。でもこの監督はなぜこうしたヤクザ映画ばかり撮るのだろう。活劇アクション、例えば拳銃を持ち出す自然体は、日本ではヤクザが一番簡単なシナリオの対象になるのだろうか。そうとばかりも言えないような気がするので、そろそろヤクザ抗争映画から脱却してほしいな。この映画には『アウトレイジ ビヨンド』という続編があるらしく、この映画の結末での感想は、また次の段階でツイストさせられるのかもしれないけれど。今度妻の不在のときにはこの『ビヨンド』を観ようかと思う。できれば妻と一緒に見ることのできる優しい映画もそろそろ……。

アウトレイジ [DVD]