朝の帰国、午後には埼スタ

　浦和レッズの試合をフランス旅行中、ずっとスマホで結果だけ知っていた。フランス各地のバーでは、サッカーを毎日やっており、それを目当てにワインを傾ける客が多いのも目撃していたが、遠くＪリーグに想いを馳せるのはなかなかに切なかった。
　今日は、だから時差をものともせず、早朝の成田に降り立つやいなや、我が家に荷物を置いて、寝不足の目をこすりながら、埼スタへ。
　湘南戦は無難な結果での勝利だったが、ハイライトは今年新規加入した興梠のレッズ初ゴールだろう。柏木からのパスを、相手ＤＦの裏で受ける動きとワンタッチシュートは鹿島在籍時代に何度も目撃したそのままだった。
　帰宅後、録画しておいた磐田戦を観る。シュート数22対3という圧倒的に浦和校生のさなか勝ちを得た試合に、こみあげるものがあった。磐田に足を運んでも運んでも勝てなかった頃のレッズと、その頃20本以上シュートを浴びた試合があり、確か4本くらいしかシュートが打てなかった防戦一方のレッズを見ているのがとても辛かったのだ。今は時代が変わり立場が入れ替わった試合を見せてくれている。感無量とは、このことである。