シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

子の試練

 今日五時に来るの? とのメールを残して、息子はその時間帯、再手術に入ってしまっていた。オペ後でなければ先生に会えないし、何が起こっているのか説明されない。手術室の前で元妻から概略を聴く。一緒にそこでいつ終わるか知れぬ手術を待つのもあずましくないので、一旦近所のスタバで待つことにする。本を開が読めない。
 元妻から手術終了のメールが入ったので、戻る。息子が手術室から出てくる。振戦状態にあるのだが、病棟に搬送してくれるナースからは、開腹手術の場合中から冷えてしまうので体温が下がっており、とても寒いんです。現在熱が上がってゆくので震えが激しいです、との説明。
 その後だいぶ待ってから担当医の説明を聴く。2週間前に虫垂炎の疑いで入院したが、虫垂が破裂していたため、切除の上、腹腔内洗浄を行った。今回は腹腔内に残留していた膿がふたたび広がっており、小腸との癒着も見られたため、再手術を行うことにした。腹腔ドレナージチューブも残し廃液を促しているので、今後は1週間から2週間ほどの入院となります。との説明。
 医師は先日長谷川きよしのライブでパーカッションをつとめた仙道さおりに似た若くて可愛らしい女医さんである。見かけはそうでも消化器外科で毎日手術を行っているらしい。すべてをこの人に託すしかないのだ、
 説明のあと、まだ震えのやまぬ息子と一言会話を交わし、帰路に着く。息子が辛いと、父も辛いよ。
 試練、だな。