『アベンジャーズ』

　レンタルDVDを見る。あまり期待していないお気楽映画と事前に思っていたのは、やはり出処がアメコミ・ヒーローということ。案の定、大ボラを広げたような荒唐無稽な侵略戦争がテーマで、ここに集結した地球を守る７人ということなのだが、このうち何人のヒーローを知っているか、というと、ぼくはアイアンマンと超人ハルクしか知らない。アメリカではどれもよく知られたヒーローなのだろうか？　スーパーマンもスパイダーマンもバットマンも出てこないのに、ヒーロー大集結と言われても、正直日本では辛いのじゃないだろうか。言い換えれば日本のオヤジ世代には。
　吹替で見たのだが、サミュエル・Ｌ・ジャクソンの声が竹中直人、っていうのはちとなあ、と違和感でいっぱいだったのだが、なんと、この吹き替え陣に対し、国内で批判が相次いでいたらしい。なるほどなあ。
　でも、さすがにＣＧの大戦争はものすごい映像であり、３Ｄで見たらアバターに近いほどの大活劇シーンが見られたんだろうなあ、と感心する。最後の戦闘シーンだけ、味わいに値すると言ったところかな。劇場で見ればもっと、だったろう。