シュンの日記なページ

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流浪の果て

 
 

 札幌から単身本州に帰ったのが2009年の2月。そのときは北浦和ワンルームに住んだ。2010年の8月いっぱいで、人生二度目になる退職。同年9月には、前妻の父、つまり義父の勧めで、義父が購入した新築建売住宅に引っ越した。2011年に入ってすぐ離婚話となり、ぼくは前妻が札幌を引きあげるとともにその一戸建てを追い出される羽目となった。2012年4月、北浦和と与野の中間くらいの古い築40年の貸家を借り、ぼくは引っ越した。2012年6月今の妻と知り合い、9月には貸家を引き払って、妻の住むマンションへ転がり込んだ。
 こうして住居だけで振り返ると3年半の間に4度の引越しをしたことになる。札幌には13年も住んでいたのに、札幌を出てさいたま市に来た途端に、ぼくは浮草というか流浪の民となってまさに漂流したのだ。
 特に今年は激動の一年だった。一気に離婚と再婚があり、住む場所、未来さえもが不安定になり、そうして別れがあり、出会いがあり、息子が受験し、大学へ進学し、あれこれ、あれこれ、だったわけだ。
 そうして今は夜明けを、妻のマンションのベランダで寒さに震えながら迎える。日々新たにされる朝を迎える。この先どうなるかわからない、という人生から、この先ずっとこの幸せを噛み締めてゆきたいという人生に舳先が向く航海であれば、まさに悔いはない。そんな思いで日々の朝を迎える今日この頃である。