黄昏に同級生の家で
大きな農家であるが、農家を継がずに勤めに出ている同級生がいる。今日は彼の家でゆっくりした時間を過ごした。
そもそも同級生を訪ねたんだけど、まだ職場から帰ってなくて、父親と庭先で話を楽しんだ。
本当に楽しいお父さんなのだ。
そうしてそろそろおいとまを告げて立ち上がろうかという頃に、同級生が帰ってきた。
同級生と言っても中学の同級生なので、当時の記憶はお互いにあまりない。でもなぜかくつろげるのが、同級生という事実みたい。
冷たいコーヒーを入れてくれて、なぜか枝豆をつけてくれた。本当はアルコールを一緒にやりたいのだろうけれど、こちらは車だからね。
同級生はだいぶ酒をやるらしく、さっき実はお父さんがそのことで自分より先に死ぬなよと、心配していたんだ。
お父さんと同級生と三人で話をする中、ちょっとだけ健康の話を意図的にしてみた。不健康な自分が同級生に健康を解いても伝わらないよなあ、と思いながら。
二時間くらいこの家にいたろうか。また来るね、と告げて、今度こそ本当に立ち去った。
帰宅が早かったので、今日はスープカレーを作ったのだ。美味いぜ、札幌の味。