真夜中のキック・オフ

　「真夜中のキックオフ」。なんだか小説のタイトルになりそう。
　ちょうどホットプレートに野菜を投げ込み、録画番組がレッズ-ガンバ戦のキックオフを告げたとき、時計を見上げると、真夜中を指して長針と短針が仲良く重なっていたのだ。
　休日の土曜日だが、朝からセミナー主催で、お客さんの対応。新都心のホテル・ブリランテの同フロアでは、大安の翌日にも関わらず結婚披露宴をやっており、眩しいようなレディたちのドレス姿が目立つ。
　午後、少し遠出をしようと出かけたところで上司よりTEL。オフィスでのレポート仕事を依頼され、上司に代わって課を代表する書類作成を夕方から。あれこれやっている間に、真夜中。
　そうした疲労のすべてを拭い去ってくれるのが、今日みたいな浦和レッズの快心の勝利である。胸のすく思い。あらゆるストレスが運算霧消する。
　さ、夢をも交えぬ眠りへと、突入だっ！