父子

　今日は今年初めて酒を抜いた。休肝日というには足りなすぎる。
　金曜土曜と続けざまに同じ焼き鳥屋にゆき、昨日は真夜中まで飲み続けたものだから、齢を取るにつれ弱くなってゆく肝臓が、アルコール破砕機能を劣化させ、朝方の自分に、二日酔いのだるさを持ちこさせてくれるのだ。昔のような気持ちの悪さというのではなく、ただただアルコールによる疲労が蓄積してしまった感じが残って、いろいろなことにやる気が起こらなくなる。
　なので、今日は、朝から呑まないと決意する。
　呑まずに、息子の携帯に電話を入れ、３月下旬、札幌を引き上げてくる件について話をする。２３日に引っ越しをし、２５日にこちらに荷物が届くみたいだ。ちょうどレッズが札幌と戦う日だな、と皮肉に気づく。
　その後の心配される新たな日々について、息子とやりとりをする。彼はもう十分に大人、１８歳だ。対等に話ができるようになったな、と思うと、心情を吐露することができる。彼はぼくの宝だ。