シュンの日記なページ

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雪の中で一日

 眠気の中から、朝風呂に行くことを相談している声が聞こえてきた。6時半だ。さっと起き上がって、湯の花温泉共同浴場に向かい、パジェロを出した。いつもは朝の一番湯は熱いらしいが、温めと言っていいくらいだから、もう既に早朝の客が来て水で薄めていってくれたのだろう。

 

 宿に帰ると朝食が待っていた。納豆やツボ鯛、見たこともないほど大きななめこの入った味噌汁。どれも美味しい。酒を飲んだ翌朝は和食だよなあ、と心で呟く。
 今日、どうする? と聞かれる。Nさんと連れの女性は午前中南郷スキー場で滑るつもりだと言う。
 それに誘われたので、是非にとつき合わせてもらうことにする。
 南郷は帰り道とは逆方向、さらに奥まって北へ入ってゆく。遠いなあ、ずいぶん遠いところに行くんだなあと、Nさんの車を追いながら思っていたが、スキー場は、そこそこ程よい感じだった。スノボの遊び場が多いせいで、ゲレンデはガラガラ空いている。急斜面もあるので、初心者の女性に斜滑降を教えるにはちょうど手頃だ。
 彼女はボーゲンを覚えたてで、昨日はたかつえでスクールを受けていた。その甲斐もあってか斜滑降はすぐに覚えられたのだが、上級コースに入ると腰が引けてうまくゆかない。誰でもそんなものだよな。
 それでもだいぶ勇気が着いた頃、ちょうど時間となり、スキーを脱ぐ。
 そのあと、Nさんには、古町温泉赤岩荘というところに連れていってもらった。超のつくくらいいい温泉で、穴場であった。

 

 そこで二人と別れ、帰途につく。会津の山間の道を、雪に降られながら走っていると、冬の北海道を走っている気分が蘇ってくる。何とも言えないノスタルジイで胸がいっぱいになった。