シュンの日記なページ

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ホッケフライ

 一日を新高輪のコンベンション・ホールで過ごす。
 昔パソコン通信のSYSOPをやっていた時代に、北海道から宿泊招待されたのが、このコンベンション・ホールに隣接するホテルだった。
 しかし、肝心のぼくは新宿で真夜中を通して仲間たちとのオフを愉しんでしまい、ホテルの部屋には朝、荷物を取りに戻っただけだった。つまりは、ハイクラスなシティ・ホテルの一室を、コインロッカーのように荷物一時預かりの場所としてしか利用しなかったわけだ。
 結局、泊まっていない思い出しかない、というおかしな話。
 今夜はさいたまに帰ってきてから事務仕事があって、結局22時過ぎの帰宅。すぐにホッケフライを作る。フライそのものは簡単にできるものなのだけれど、それでもあまりに久しぶりだ。ホッケフライが市販であればそれを買って済ませてしまうのだろうけれど、関東では黙っていてはこの特殊なフライを食べる機会は1秒たりとも見当たらないみたいだ。
 だから、自分でパン粉をつけて油で揚げねばならない。
 まあそうして拘ってもいいと思うくらい、ホッケフライは美味しいよ。残業で疲れて帰ってきた夜に単身赴任者が自分で料理しちゃおうと決意するくらい。
 さらにセンキャベツがもう少し上手に切れて、ホッケがもう少し塩っけを抑えた一夜干し程度の新鮮なものであれば、もっとずっと美味しいのだろうが、関東でホッケフライを、こうして、からりと揚げて食べることができるのだから、贅沢と言わねばならない。
 今日は『水曜どうでしょう』をテレ玉で見て、夜中には馳星周の真冬の大沼公園を舞台にした小説『淡雪記』を読み進める。
 こうして東京や埼玉で過ごしながらも、心は常に北に向かってある。