シュンの日記なページ

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ハート・オブ・ゴールド

 

Vocal, Acostic Guitar,Harp, Slide Guiter, Programming(Bass, Drums) by Shun

 『孤独な旅路』という邦題でラジオに流れたこの曲はニール・ヤングを日本でも一躍有名にし、この曲を含むアルバム『ハーヴェスト』を歴史に変えた。泥臭いサウンドニール・ヤング&ストレイ・ゲイターズによるタイトなアルバムは、ダニー・ウィッテン存命最後のクレイジー・ホースとなった『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』を凌いで、ポップなニールを世に送った。これまでのニールの陰影深い曲調から解放された感のある乾いたカントリー・サウンドがカナダからやってきたこのミュージシャンを世界のシンガー・ソングライターへと後押ししたのだ。
 最後のワンフレーズをハモるためにかき集められたアーチストが豪華すぎ、度肝を抜いた。当時飛ぶ鳥を落とす勢いであったジェイムズ・テイラー、ニールが後押しし、後にウエストコーストの歌姫として堂々たる地位を築くことになるリンダ・ロンシュタットである。
 ぼくはこの曲をひとたび聞いただけで、ニールのファンになった。これまでに聴いたこともない繊細なヴォーカルと、歌詞の親しみやすさ、青春の孤独に同調するような哀調のあるビブラート、張りのあるギター・ピッキング、泥臭いスチール・ギターの調べ。すべてがその当時のぼくの心にかなうものだったのだろう。その後、ぼくは十数年をニール一人聴くだけでもいい、というくらいに熱烈なファンになった。すべてのニールのアルバムをかき集め、その踪跡を追いかけた。
 記念すべき一発、ハート・オブ・ゴールドは一生モノの愛聴歌であり、そしてぼくの生涯のレパートリーである。